乗り換え離婚してもいい?

結婚しているけれど、他に好きな人ができることもあります。

中には、今の配偶者と離婚して、新たに好きになった人と一緒になりたいという人もいます。

こうした乗り換え離婚の相談は、女性、男性ともあります。

結婚した後、別の相手に乗り換えることがあってもいいと思います。

結婚、離婚は当事者の問題であり、抱えている事情も人それぞれです。

不倫も犯罪ではなく、あくまで当事者間の問題で、他人がどうこういう問題ではありません。

本人にとっては、乗り換えした方が自分らしく幸せに生きられるということもあるはずです。

ただ、いざ離婚して再婚となると、周りの人を傷つけることや、自分にとってリスクになることもありますから、簡単に考えない方がいいことは確かです。

乗り換え離婚でリスクが大きいのは、女性の方です。

そもそも、女性は離婚するだけでも、男性に比べてリスクが大きいです。

男性はバツがついたらむしろ箔が付くくらいなのに、女性の離婚には世間はまだまだ冷たいところがあります。

離婚の原因は人それぞれですが、離婚したと言えば、なぜか「女性の方が我慢できなかった」と思われることが多いです。

相手がろくでもない男でも「男を見る目がなかった」のだと女性が悪く言われてしまい、シングルマザーになって困窮しても「自己責任でしょ」という目で見られてしまうのが日本の社会です。

離婚して困窮する女性が多いのも事実ですから、生活面のリスクについてもしっかり考えておかなければなりません。

女性が乗り換え離婚を考えるときには、乗り換えようとする相手が、そういった女性側のリスクを十分認識した上で、一緒に引き受けてくれる覚悟があるかを見きわめることが何より大切です。

というのも、恋愛渦中で舞い上がっているときには、相手の本質が見えにくいからです。

実際、乗り換えを考えている女性の方のお話を聞いていると、相手の男性がそこまでの覚悟をもっているケースというのは非常に少ないです。

口では「そのうち一緒になりたい」と言っている男性でも、女性側の離婚については自分とは関係ない問題と考えています。

「そちらはそちらでうまく離婚してね」と他人事のように待ちの姿勢です。

女性側がバレずにうまく離婚してくれれば、自分は何の苦労もせず女性と一緒になれると思っている男性もいます。

そして、女性側が一人で、彼を待たせてしまっていることと、夫に離婚を言い出せないこととの狭間で、身動きがとれなくなって悩んでいることもあります。

それ、一人で悩むところではありません。

離婚して彼と一緒になるつもりなら、彼にもその悩みや責任を共有してもらうのが当然です。

最初からこちらの悩みを共有し、責任をとる気のない男なら、乗り換えていいことなんてありません。

女性の方はもし乗り換え離婚を考えているなら、相手の男性が、「すべてのリスクを自分が引き受けてでも一緒になりたい」「何があっても守る」という姿勢を示してくれているかどうかをきちんと見きわめてください。

少なくとも、相手が夫に頭を下げて、それなりの慰謝料を払う覚悟をしている必要があります。

夫が同意しなければすぐに離婚はできない可能性があるため、その間も本当に待っていてくれるのか、生活に困ったら助けてくれるのかも大事です。

言葉で覚悟を示しているだけでなく、たとえば、家を出た後の住む場所を用意してくれるなど、具体的な行動で示してくれるかどうかもしっかり見てから決めてください。

男にとって結婚とは、ただでさえ大きな覚悟を伴う出来事です。

既婚者を奪って結婚となると、世間の風当たりもきついかもしれないので、普通レベル以上の覚悟が必要です。

覚悟のない男は、どこかで逃げる可能性もあります。

女性側は、好きだからという気持ちだけで突っ走らず、冷静になって男性の覚悟を見きわめてください。

もしくは、離婚後に男性と再婚できなくても、自立してしっかりやっていくという覚悟があるのであれば、それはそれでかまいません。

男の言うことは二転三転します。

女性は男性の言葉だけを信じて頼りにしようとは考えず、自分を大事にすることを考えてください。

乗り換えを迷っているなら、焦って決めないことです。

それで待ってくれない相手なら、そもそも一緒になって幸せになれる相手ではありませんから。