相談事例3
A:ご主人に協力してもらえなかったけれど、頑張って子育てしてこられたんですね。息子さんも立派に自立されたことが、お母さんが頑張ってこられた何よりの証拠だと思います。まずはお疲れさまでした。
あなたが離婚したいと思っていても、ご主人はやはりすぐには離婚する気にはなれないはずです。夫婦間が冷え切っていたとは言え、ご主人にとっては家庭がホームグラウンドだったのです。ホームグラウンドがなくなるということは、夫婦間の問題以前に、それだけで落ち着かないものです。
また、ご主人はあなたがどれだけ我慢してきたかということがわかっていませんし、あなたの覚悟もご主人に伝わっていません。あなたが何を言っても、ご主人は「そのうちに気が変わるだろう」くらいに思っているのではないでしょうか?
離婚に応じてもらいたいなら、ご主人に、あなたの覚悟を見せることです。離婚すればどっちみち別居することになりますから、先に別居の準備をするのもアリです。ご主人に離婚を納得してもらってからいろいろ決めようと思っている限り、ご主人が納得することはありません。覚悟ができているなら、決めなければならないことはできるだけ自分で決めて、ご主人に話をした方がいいと思います。
また、話し合いの過程では、ご主人に対する不満を並べるのではなく、ご主人がこれまで果たしてくれた役割に対して感謝の気持ちを述べるのも忘れないでください。ご主人にはすぐに伝わらないかもしれませんが、いつか伝わる日がくると信じて、それ以上は期待しないことです。感謝の気持ちを言葉にするのは、ご主人のためと思わず、ご自分のためと思ってください。
息子さんも味方になってくれているようですし、これからは息子さんがいろいろと頼りになると思います。今まで辛かった分、残りの人生、楽しんでくださいね。