相談事例1

Q:夫の携帯を見たところ、女性と浮気していることがわかりました。夫を問い詰めたら、「悪かった。相手とは別れる。」と約束したため、許すことにしました。

 

けれど、その後も夫の様子に不審な点があったため、調査会社に依頼して調べたところ、その女性と関係が続いていることがわかりました。女性に会って慰謝料を請求したいですが、そんなことをすれば夫が私と離婚すると言うのではないかと心配です。

 

約束を破った夫と、相手の女性がどうしても許せませんが、今すぐ離婚する決心もつきません。どうすればいいですか?

 

A:ご主人の浮気がわかってとてもショックですよね。
また、別れたと言いながら会っていたとわかれば、裏切られた気持ちで余計辛いと思います。
この上、ご主人に離婚されたらと怖くなってしまう気持ち、よくわかります。

 

夫が「浮気をやめる。相手とは会わない。」と約束しても、水面下で会っているケースというのは頻繁にあります。
浮気というのは、夫一人だけの問題ではないから。
夫がやめようと思っても、相手の女性が簡単に離れてはくれません。
ですから、夫一人と話をして何とかしようとしてもうまくはいかないのです。

 

「妻」であるあなたは、浮気相手の女性に堂々と文句を言える立場。
相手の女性も「妻」が出てくるのをいちばん恐れています。
証拠があるのであれば、躊躇する必要ないですから、「私の夫に手を出した責任をとってください」と言いに行ってください。
慰謝料よりもまず浮気をやめさせたいというのであれば、「夫とはもう二度と会わない」「もし約束を破ったら慰謝料○○円を支払う」と念書を書いてもらうだけでも効果があります。

 

浮気相手に会って責任追及すれば、ご主人は逆ギレするかもしれません。
けれど、もしご主人がそれで離婚を要求しても、日本の法律ではあなたが同意しない限り、簡単には離婚できません。
たとえご主人が裁判を起こしても、有責配偶者のご主人が勝つのは難しいのです。
「妻」の立場というのはそれだけ法律で守られていますから、自信をもってください。

 

夫が浮気しないようにきちんと家庭に向かわせておくのも妻の責任です。
浮気しても妻に謝って許してもらえるのなら、夫はまた同じことを繰り返します。
夫が浮気したときには、浮気するとどうなるかということを夫にわからせることが肝心。
今すぐ離婚する気がないのなら、放置しておくのではなく、「浮気すれば、妻を怒らせ、相手の女性にも迷惑をかけてしまう。」ということをご主人にしっかり理解させてください。

 

ご主人を恐れるのではなく、「妻」としての強さを見せることで、ご主人も変わるはずです。
自信をもって、「妻」としての責任を果たしてくださいね。

 

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