浮気がバレた。このまま離婚するにはどうしたらいい？
浮気がバレたけれど、元々離婚したかったので、何とかこのまま離婚したいという人もいると思います。
浮気がバレた後に離婚するには、何に気を付けておいたらいいのかを説明します。
1. 浮気した側から離婚は請求できない
まず、意識しておかなければならないのは、浮気した側から離婚の請求はできないということです。
法律上も、離婚を請求できるのは、浮気をされた側です。
にもかかわらず、浮気がバレたとき、「浮気したのは妻（夫）のせい」「そもそも夫婦関係は破綻していた」と、強気で離婚を言う人の方が多いように思います。
仮に浮気された側にも何らかの原因があったとしても、それによって浮気した側が直ちに免責されるというものでもありません。
浮気された側に問題があるのなら、先に離婚してから他の異性に行くのが本来の筋です。
2. 夫・妻に謝る必要がある
浮気がバレたとき、離婚したくない人は、当然に夫・妻に謝るでしょう。
けれど、離婚したい人は、「離婚したいんだから謝らなくていい」と思っていることがあります。
たとえ自分の気持ちが離れていて、いつかは離婚するつもりだったとしても、謝らなくていいわけではありません。
結婚している以上、浮気はルール違反です。
離婚したいということと、ルール違反をしたことは、別問題です。
ルール違反をしたことについては、きちんと謝罪する必要があります。
3. 慰謝料を払わなければならない
離婚することになったら、浮気した側は慰謝料を払わなければなりません。
浮気された側が「慰謝料は要らない」と明確に放棄しているのならともかく、浮気した側から「慰謝料は払わない」とは言えませんので、それはしっかり認識しておいてください。
夫・妻が浮気相手に対して慰謝料請求することを阻止しようとする人もいます。
しかし、慰謝料請求は被害者側の権利ですから、加害者側が口出しでいるものではありません。
夫婦間の話し合いでお互いが十分納得して浮気相手に慰謝料を請求しないと約束をするのはかまいませんが、一方が納得していないことを強制するのはやめましょう。
まとめ
浮気がバレても、基本的に自分から離婚とは言えません。そのことを自覚した上で、話し合いを進めてください。
ゆらこ事務所では、浮気した側だけれど離婚したいという方の相談も受け付けています。
